『富士史』は、三輪義凞氏が宮下文書の研究成果をまとめ、明治39年(1906年)に出版した書籍です。
本書は、明治16年(1883年)に山梨県富士吉田市大明見の宮下源兵衛宅において、宮下荘齊立会のもと発見された「宮下文書」の研究成果を初めて広く世に紹介した出版物です。
三輪義凞氏は、この出版を出発点として約30年にわたり宮下文書の研究を続け、その成果は後に『神皇紀』『長慶天皇紀略』へと結実しました。
『富士史』には、富士山麓に伝わる古代史や神社の由緒、皇統の伝承など、後の研究の基礎となる内容が収録されています。
宮下文書研究室では、『富士史』の内容や歴史的背景について、今後順次紹介してまいります。