富士文庫は、宮下文書をはじめとする富士山麓に伝わる古文書や歴史資料を研究・整理し、学術と文化の発展に寄与することを目的として設立された財団法人です。

大正10年(1921年)に三輪義煕氏が『神皇紀』を出版すると、その内容は全国的な反響を呼びました。この機運を受け、大正11年(1922年)に財団法人「富士文庫」が設立されました。

富士文庫は、宮下文書をはじめとする貴重な史料の収集・保存・研究を行い、その成果を社会へ広く伝えることを目的として活動しました。

しかし、大正12年(1923年)の関東大震災によって事務所や貴重な資料が甚大な被害を受け、その後の社会情勢の変化も重なり、当初の活動を継続することは困難となりました。

宮下文書研究室では、富士文庫の理念を受け継ぎ、宮下文書をはじめとする歴史資料の研究と公開を通じて、その歴史的価値を後世へ伝える活動を続けています。